新世紀エヴァンゲリオン 外伝 超少女アスカ

第66話

 さあて、今日は金曜日。明日は朝が早いから、今夜はみんながアタシの家に集合して泊 まるのよ。 「こんばんわ〜っ。」 「お邪魔しま〜す。」 おっと、ユキがやって来たわ。あら、相田も一緒だわね。ふふふっ。相田もうまくやって るようね。 「こんばんわっ。どう、準備は?」 「ええ、大丈夫ですよ。」 「俺も、ばっちりだよ。」 ふん、相田になんかには聞いてないのに。でも、顔に出すのはまずいわね。 「そう、良かったわ。まあ、冷たいもんでも飲んでよ。」 アタシはそう言って、2人にアイスコーヒーを差し出したわ。えっ、眠れなくなるんじゃ ないかって?いいのよ、今日は夜遅くなるかもしれないし。 「アスカ、来たわよ〜っ。」 「シンジ、ワイや〜っ。」 おっと、ヒカリ達も来たわね。 「いらっしゃ〜い。アイスコーヒーでいい?」 「ええ、ありがとう。」 「おう、頼むで。喉がカラカラや。」 アタシは笑いながらアイスコーヒーを差し出したわ。 「さあて、みんな揃ったわね。じゃあ。早速明日の打ち合わせを始めるわよ。じゃあ、シ ンジ。みんなに説明をお願いするわね。」 こうして、明日の打ち合わせが始まったの。 *** 「シンジ、お休みなさい。相田君も鈴原君もお休みなさい。」 打ち合わせが終わった後、アタシはシンジ達にお休みのあいさつをして、自分の部屋に入 って行ったわ。もちろん、ヒカリやユキもシンジ達のお休みを言って、アタシの部屋に来 たの。 「ねえねえ、ヒカリ。直ぐには寝ないでしょ。」 「ええ、もちろんよ。」 「ユキもいいわね?」 「えっ。明日に備えて、早く寝るんじゃないんですか。」 もう、ユキったら真面目なんだから。同じく真面目なヒカリだって分かっているのに、し ょうがないわねえ。 「いいのよ、今日はちょっとだけ遅くなるわ。何かまずいかしら。」 「はあ、いいですけど。」 「じゃあ、先にお布団敷くわね。ちょっと手伝ってね。」 アタシは、客間から運んでおいた布団3組をヒカリとユキに手伝ってもらって敷いたのよ。 そして、手早く着替えて、部屋の電気を消したわ。準備万端っていうところね。 「さあて、ユキ。相田君とのこと、包み隠さず話してもらうわよ。」 「ええっ。ちょ、ちょっと待って下さいよ。だったら、惣流さんの話も聞かせて下さいよ。」 「ユキがぜ〜んぶ話してくれるなら考えても良いわよ。」 「そっ、そんなあ〜。ずるいですよ〜。」 「何よ、文句があるわけ?」 アタシがちょっと睨んだら、ユキは小さくなっちゃったわ。 「い、いえ、別に無いですけど。」 「じゃあ、いいじゃない。」 こうして、女の子だけのトーク大会が始まったのよ。 「さて、ずばり聞くわよ。相田君のこと、どう思っているの?」 アタシは、最初から核心に迫ったのよ。そうしたら、ユキったら慌てちゃって。 「た、ただのお友達ですよ。」 「ふ〜ん、それにしちゃあ一緒に来たりして、仲が良いことで。」 「た、たまたま来る途中で会っただけですよお。」 「えっ、相田君のタマタマがどうしたって?」 「なっ、何を言うんですか。」 あら、ユキったら真っ赤になっちゃったわ。もっとからかっちゃおうっと。 「相田君の大きさはどれ位なの?」 「しっ、知りませんよっ。見ていませんから。」 「なんだ、触っただけなのね。」 「触ってもいませんっ。」 「えっ!じゃあ、そんなにいやらしいことをしたの?」 「してませんよっ!そんなこと言うなら、アタシも聞いちゃいますよ。碇君との初体験は、 いつなんですか?」 あら、ユキったら、それで逆襲したつもりなのかしら。ふふっ、甘いわね。 「ユキが先に答えなさいよ。」 「私は、相田君とはまだですよ。」 「まだ?じゃあ、そのうちにそうなるのね。ねえ、いつごろなの?」 「ちょっと待ってくださいよ。まだするって決まった訳じゃないです。」 「ふうん、じゃあ、するかもしれないんだ?ねえ、いつごろなのよ?」 「そんなこと、まだ分からないですよ。」 「じゃあ、相田君とするとして、明日なんかどうかしら。」 「なっ、何を言うんですか。早すぎますっ。」 「じゃあ、いつだったら良いのよ?」 「そんなの、分からないですよ。」 「1週間後は?」 「早いです。」 「1カ月後は?」 「まだ、早いです。」 「2カ月後は?」 「う〜ん、まだ早いです。」 「じゃあ、3カ月後に決まりね。」 「ちょっと待ってくださいよ。勝手に決めないで下さい。」 「まあ、いいじゃないの。じゃあ、ユキは3カ月後で決まりね。次はヒカリよ。」 「えっ、私?」 急に話を振られて、ヒカリは目を丸くしたわ。ふふふっ、甘いわねヒカリ。今日は、あな たがメインなんだから。絶対に逃さないわよ。 つづく(第67話へ)

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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あとがき  女の子だけの夜。どうも長い夜になりそうです。 2003.4.25  written by red-x



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