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ΔLoveForce CM
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作者注:この小説は、CM用フリーSSです。転載は自由です。
        誰も転載しないか・・・。
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私は2人目の綾波レイ。

碇くんと一つになりたい。

でも、私は碇くんを守る為に死んでしまった。

今は、3人目の綾波レイが生きている。

私は今、どこにいるの?

ここはどこ?

ここは地獄?

そう・・・地獄。

どこを見てもLASという文字しか見えない。

碇くんは、弐号機パイロットと必ず仲良くなる地獄。

私は、必ず振られる。

ひどい時には、相田くんとくっつけられる。

ここは、LASという地獄。

どうして、私は地獄に落ちたの?

聞く話では、LRSという天国もあるというのに。

どうして私は、LASに落ちたの?

碇くん・・・。

「アンタバカぁ? この世界ではアタシが神様なのよ!」

弐号機パイロット・・・。

「どうあがいても、アンタはシンジと1つにはなれないのよ!」

そんな・・・私は碇くんを守って死んだというのに・・・。

「フン、本編の『涙』を題材にしたSSなんて、ほとんどこの世界では扱われていない
  わ! 誰も知らないんじゃない?」

ひどい・・・。ヤシマ作戦と並んで、私の見せ場だったのに。

「はぁ? この世界のEVANGELIONは、アスカ来日から始まるのよ! そんな化石と化した
  時代なんて誰も知らないわ!」

わたしの、笑顔を知らないの?

「誰も知らないわよ! そんなもの!」

ひどい・・・。

「でも、アンタにも唯一の救いがあるわ。」

それは何?

「ΔLoveForceよ。あの世界ではLASでも、シンジはアンタのことを好きでいるわ。
  The Epistles
  に行ってみなさい。わかるわ!」

本当?

「ええ。でも、アンタはシンジのこと嫌ってるけどね!」

そんな・・・。

「よりにもよって、アンタが好きなのは、このアタシなのよ。まったく嫌になるわね。」

私があなたを?

「そうよ! なんとかしなさいよ!」

そう、私があなたを・・・。

「ちょっと、何顔を赤くしてるのよ!」

アスカ・・・。私は・・・本当はアナタのことが好きなのかも知れない。

「ゲゲゲ!」

アスカ・・・・。

「ちょっと! いいかげんにしてよ! 女同士よ!」

好き・・・。

「助けて〜〜〜〜〜〜〜〜!! シンジ!」

待って、私を置いていかないで・・・。

fin.
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